【FC】お宝ゲーム「ゲバラ」キューバ革命の英雄が銃片手に大暴れ2017/10/03

なんらかの理由で価格が高騰し、その道のマニアからノドから手が出るほど欲しがられている「お宝」。

もちろんゲームの分野においても、発売後から現在において価格が大幅に上昇した「お宝ソフト」というものは存在しています。

今回は、ファミリーコンピュータで発売されたお宝ゲーム「ゲバラ」をご紹介します。

 

「ゲバラ」とは?


(出典:http://akst.air-nifty.com/tsar/2010/12/100-a329.html)


〇基本情報

機種:ファミリーコンピュータ(アーケード)

発売日:1988年12月26日

発売元:SNK

ジャンル:アクション

当時価格:5,500円

現在相場:約3,000円~20,000円前後

買い取り相場:2,200円~17,000円前後


「ゲバラ」は、1950年代に「キューバ革命」を起こしたチェ・ゲバラとカストロ議長が登場するアクションゲームです。

登場する敵や演出はフィクションを多分に含むものの、キューバ革命は実際の出来事であり、またプレイヤーが操作するキャラのチェ・ゲバラ(2Pはカストロ議長)も実在の人物なのがまず驚きではないでしょうか。

ゲーム内容は画面スクロールアクションで、SNKが過去に発売した「怒」の操作方法やシステムを採用しながら、インターフェイスやグラフィック面で大幅な改良をしたおかげか、「怒」よりも評価はおおむね良好。

操作方法も十字キーでキャラに移動、Aボタンで銃を発射、Bボタンで手榴弾と、オーソドックスながらモッサリ感を上手く排除しています。

また無限コンティニュー制なので、アクションが苦手なプレイヤーでも繰り返しプレイしてしっかり練習すればクリアは可能。

加えて好きな面から始められるステージセレクトや難易度選択も可能と、ファミコン版から始めるプレイヤーにも配慮した作りでした。

キューバ革命をテーマにしたゲームとあって、銃弾を撃ちまくる大味なゲームバランスと思いきや、各種武器の使い分け、手榴弾を投げるタイミングなどが重要であり、アクションと戦略性が上手く融合しているのがポイント。

ちなみにファミコン版はアーケード版の移植ですが、ステージ色が茶色一辺倒だったアーケード版と比べて、なぜか移植後のファミコン版で建物や草木が上手くドットで再現されている珍しい作品です。

 

お宝化の原因は「隠れた名作」だから

(出典:http://www.otakaraou.com/product/506)


格闘ゲームで名を上げる前のSNK初期作品でありながら、市場に出回っている数が少ないのか箱説なしでも相場は3,000円とやや高め。

完成度の高さから隠れた名作として扱われている点も、お宝化に拍車をかけているかもしれません。

(まとめ)
残念ながらダウンロード版などは配信されていないため、今から遊ぶ場合はファミコン版のソフトを手に入れる必要があります。
また市場に出回っている数は多くないので、気になる方はオークションや各ショップの在庫をこまめに確認すると良いでしょう。

 

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