都島区について

大阪市の行政区のひとつに当たる都島区は、その昔、豊臣秀吉が活躍していた時代には国道一号線(旧:京街道)の宿場町として栄え、明治の時代以降は更に発展し住宅・工業・商業の3つが混在した市街地へ飛躍的な成長を遂げた街です。
その背景には一度、労働者層の人々が区外に出てしまい人口が減ってしまった過去があります。
しかし、工場群の跡地を再利用した住宅地開発がきっかけに街の価値が上がったため、人口が大幅回復しており、現在も発展し続けています。
区の景観資源でもある大川沿いの「毛馬桜宮公園」は桜の名所で有名ですが、夏の「天神祭」と秋の紅葉も楽しむことができます。
都島本通り沿いには平安後期に創建されたと言い伝えられている「都島神社」があります。
都島駅から徒歩で行けるこの神社は、太平洋戦争時の空襲で一度は焼失した社殿ですが、昭和の時代に再建され今でも街のシンボルです。
また境内には1304年(嘉元2年)に造られたとされる、石造りの三重宝筐印(ほうきょういん)の塔は大阪市内最古の石造建造物であり、大阪府の有形文化財です。