2019年リリース予定!ヴィジュアルが格好良すぎるダークファンタジーな2Dアクション2017/10/12

傷ついた異形の主人公

ともかくトレイラーを見て下さい。墓地の中に佇み傷つき息も切れ切れな異形の戦士、それが本作の主人公です。背景にはモノトーンで描かれた墓石、立ち込める霧、そして崩壊した町並みが確認できます。一見しただけでもただならぬゲームを感じさせるのが本作『Blasphemous』なのです。

 

 

宗教が支配する国で起こった異変

ストーリーは正にダークファンタジーといった感じになっていて、概略すると下記のようなものとなります。


オルトドキシアという殺伐とした大地。そこでは宗教が最も重要で迷信は人々を荒れ狂わせた。人々の献身が足りないと嘆く高位の司教は王権を強め王位を取り戻したのだが、ある日、教皇の体に異変が起こる。指から枯れた枝が生え始め、徐々に巨大な木へと変身を遂げたのだ。そしてその巨木は90日間燃え続け、やがて大量の灰となった。その後、司教の居ない王座を巡り争いが繰り広げられたが灰は大聖堂にいた全ての魂を飲み込んだ。飲み込まれた魂は攻撃的で暴力的な怖ろしい形に変形したが、彼らの信仰心はそのまま残されている…

主人公の「The Penitent One」は「The Silent Sorrow(沈黙の悲しみ)」と呼ばれる組織の唯一の生き残りだ。1振りの剣を頼りに悪へ立ち向かおう。


なお開発チームはスペイン南部の都市セビリアで活動しており、本作はスペイン文化の影響を多分に受けているとのことです。例えば主人公の「The Penitent One」の帽子はカトリック教徒の懺悔者がかぶるカピロテという帽子をモチーフにしていると思われ、また、カピロテをかぶる人は「Penitentes」と呼ばれています。こうした由来を調べてみるのも面白そうです。

◆キックスターターで目標金額の6倍以上を達成

開発チームのGame Kitchenはこの作品を制作するためにクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資を募っていたのですが、5万ドルをゴールに設定していたのにも関わらず約33万ドルを集めることに成功しました。既にKickstarterは締め切られましたが、追加出資ができるよう2017年7月17日から同年8月17日までBackerkitで出資できるようになっています。ゲーム本体の予約のみならず、サウンドトラックやアートブックの他Tシャツなども販売されている状況です。

最終的なリリースは2019年!

ちょっと気の長い話となってしまいますが、本作のリリースは2019年の1月から3月を予定しています。ですが段階的にプロトタイプ版やアルファ版、ベータ版を公開していくとのことなので興味のある方は出資してみるのも良いでしょう。設定、ヴィジュアル共に期待できる作品です。

 

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