【FC】お宝ゲーム「バトルフォーミュラ」レース×シューティングが斬新な幻の作品2017/10/04

なんらかの理由で価格が高騰し、その道のマニアからノドから手が出るほど欲しがられている「お宝」。

もちろんゲームの分野においても、発売後から現在において価格が大幅に上昇した「お宝ソフト」というものは存在しています。

今回は、ファミリーコンピュータで発売されたお宝ゲーム「バトルフォーミュラ」をご紹介します。

「バトルフォーミュラ」とは?


(出典:https://item.mercari.com/jp/m59329832820/)


〇基本情報

機種:ファミリーコンピュータ

発売日:1991年9月27日

発売元:サンソフト

ジャンル:縦スクロールシューティング

当時価格:6,996円

現在相場:約30,000円~80,000円前後

買い取り相場:20,000円~50,000円前後


1991年に発売された縦スクロールシューティングゲームで、全ファミコンソフトで1、2を争うお宝ゲームです。

プレイヤーが操作する自機は車のため、単純なシューティング性の他に、敵の車を追い抜かす、コーナーでカーブを曲がる、などのレースゲーム性も秘めているのが特徴。

ステージは全6面で、各種アイテムを取るとボム要素である特殊武器の使用、自機のパワーアップが可能な点もシューティング性を色濃く反映しています。

何と言っても凄いのはファミコンソフトながらも、自機や敵を含めた各キャラのアニメーション(特に車が落下するモーション)などが細かく描かれており、ファミコンの限界に迫る勢いです。

今でもあまり見られないシューティングとレーシングゲームの融合、そして高いクオリティで作品として完成させた技術力はファンの間から高く評価されています。

 

※お宝化の原因は出荷数の少なさ&ゲームの誇る高いクオリティ

(出典:https://www.youtube.com/watch?v=IU8QAJmEv9Q)


本作はスーパーファミコンが登場した1年後に発売されていることもあってか、全盛期のファミコンソフトと比べて出荷数が抑えられています。

加えて、ゲームそのものが誇るクオリティも高水準であり、ファミコン市場末期における隠れた名作として、今だにファンからの支持は厚いのも事実。

これら2つの理由により、ファミコンソフトの中でも群を抜いたお宝ゲームとなっており、箱説なしでも30,000円、箱説ありの美品だと80,000円は下らないため、入手は極めて困難です。

過去にはオークションサイトで新品が100,000円で落札されたこともあり、まさに「幻のソフト」と言えますね。

余談ですが、本作の約4ヶ月後に発売された「ギミック!(FC)も、2017年現在ファミコンソフト市場において最高レベルのお宝価格となっています。

 

(まとめ)
幸い本作はPCの「プロジェクトEGG」やプレイステーションの「メモリアル☆シリーズ SUNSOFT Vol.6」などに移植されているため、単純に遊ぶだけなら比較的簡単です。
がしかし、ファミコン版のソフトを手に入れるとなるなら話は別で、オークションや各ショップをこまめにチェックして、相応の価格で購入する必要があります。
数あるお宝ゲームの中でも入手難易度は恐ろしく高いのですが、マニアにとってまさに筆舌に言い表しがたい価値があるのは間違いないでしょう。

 

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